ダイハツ タントの板金塗装修理ご依頼いただきました。
損傷箇所は右リアドア(スライドドア)、右クオーターパネル(リアフェンダー)、リアバンパーです。 ボディーガラスコーティング施工車両ですので、修理後コーティング再施工です。 お客様は車両保険に加入されていましたので、全て保険修理となりました。 右テールレンズは交換です。 ご修理期間中は無料代車(平成20年式ワゴンR)を貸し出しさせていただきました。
右リアドア、クオーターパネルは新品に交換。 クオーターガラスを脱着。(弊社では、ガラス屋さんに外注せず自社にて取り外します。) クオーターパネルを交換するため、パネル形状、仕上がり感を考慮し、スポット溶接部をドリルにてもんで(削り)パネルを切断。
新品のパネルをスポット溶接とパネルボンドという接着剤にてボディーに貼り付けます。 (弊社では、パネル接合にはパネルボンドとスポット溶接の併用作業します。パネルボンド工法の利点として修理範囲を最小限にすることが出来、溶接によるパネルの歪(ひず)みの軽減による作業時間の短縮、完成度の高い仕上がりを得ることが出来ます。)
(写真のように新品パネルは塗装されていない状態で部品供給。{お客様の中にまれに、ドア等の部品は塗装した状態で作業は交換のみと認識されている方もいらっしゃいますので念のため。}) *写真1枚目 クオーターパネルをカットしたところ。 *写真2枚目 クオーターパネル貼り付け後、リアドア新品交換仮り合わせ時。 *写真3枚目 パネル接合部
ボディーと貼り付けたクオーターパネルの接合部に薄くパテを盛り滑らかに仕上げます。
パネルボンド
パネルボンド専用ガン。
パネル接合部にサフェーサー塗布し研磨。 調色(色あわせ)作業ですが、塗料メーカーの配合データを元に様々な塗料を混ぜて塗料を作りますが、配合データどうりの塗色では、まず実車と同じ色は再現できません。
調色ブースという設備用いて、色板(試し塗り板)と呼ばれるものをセットし色を噴き付け乾燥させ、実車と見比べて、少しづつ色を近づけていくという作業を何度も繰り返します。 塗装職人の経験と感性が要求される作業です。 ボディーの他の部分への塗料付着、室内への臭い侵入を防ぐ意味でもあるマスキング(紙テープ等で養生(ようじょう)します。
そしていよいよ塗装ブース内にて塗装作業です。 実車の肌、艶(つや)、質感を再現する為に、細心の注意を払い気を配りながら丁寧に スプレーガンで塗料を噴きつけます。 塗装ブース内での十分な乾燥後、磨き作業。
全てのパーツを元の状態に組み付けガラスコーティングを施工し作業完了。 室内外の洗車、清掃後お客様の元へ納車。 京都市内よりお越しのお客様、この度は数ある修理工場のなかより弊社をお選びいただき大変ありがとうございました。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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ダイハツ タントの板金塗装修理ご依頼いただきました。